国語教育研究集会の総括会議を行いました。

 2015年9月12日(土)午後1時15分から、名古屋市市政資料館で、7月24日に行った「第41回国語教育研究集会」の総括を行いました。 今回の集会参加者は、少なかったものの、分科会で行ったグループでの教材分析や模擬授業を楽しんでいただくことができました。来年の夏も「国語教育研究集会」を続けていく方向で、まとまりました。

〔集会参加者の感想〕

基調報告 

・1年生の生活科の実践の中で、子どもの自主性、自分の考えをしっかり言える子に育てていく実践は素晴らしいですね。学級づくりが、一読総合法の基礎になっていることがよくわかりました。

・子どもが1日の大半を過ごす学校で、精一杯生き生きと生きることができるって、こういうことだなあと思いながら聞いていました。自らが考え、選び取り、行動できる主体的な学びが、学校生活のあらゆる場面で、保障されたら素敵でしょうね。そんな教育観を、今の若い人たちに持ってほしいです。


講演 三輪民子氏(児童言語研究会埼玉支部会長)「今、求められる文学の授業」

・現場の経験をもとにしたお話が聞けてよかったです。実践をもとにした話は、勉強になります。

・一つ一つ納得できるお話でした。国語の授業の目標は何か?について、本当にその通りと思いました。教え込む、与えるだけ、大人の読みに合わせる読み取り、…とは違う、子どもが主人公の読みとは何か多くの教師にわかってほしいと思いました。


分科会 

文学4年「ごんぎつね」

・基礎的なことがわからない中で参加しましたが、多様な読みを深めていく活動がほんの少しわかった気がします。

・色々な読み方がわかり、新たな発見でした。

・話し合いはとっても大事で、文学の授業は楽しみです。分科会での話し合いは、楽しいのですが・・・国語の授業、楽しくできるように頑張りたいです。


文学6年「ヒロシマのうた」

・1つの教材を分析しながら、こんなにも多様な解釈が生まれることが興味深かったです。

・一読総合法の実践の仕方を学ぶことができた。自分に引き寄せて読むという方法をはじめて知った。グループでの話し合いが非常によかった。

・子どもたちが実にしっかり読んでいて、お互いの意見をよく聞いて、自分の言葉で語り合っている教室のありさまは、ほんとに素晴らしかった。常に表現(言葉)に戻り、表象豊に読むことを大切にしたいと思います。